【浦項11日聯合】慶尚北道の浦項市は11日、九竜浦邑にある日本植民地時代の日本風家屋を2010年までに大々的に整備し観光資源化する計画を明らかにした。当時の九竜浦港は東海岸の漁業前進基地として栄えており、日本人の移住増加で日本風家屋が1933年には220棟まで増えたとされる。
 浦項市は、400メートル余りの通りに今も残る約200棟の日本風家屋を事業費45億ウォン(約4億7300万円)で補修・復元するほか、漁村博物館や駐車場の造成、案内板の設置などの整備事業を行うことを決めた。年内に整備に向けた妥当性調査を実施し、来年から事業に取り掛かる予定だ。

 特に日本人観光客の誘致を狙い日本通りを造成し、日本関連商品の販売や日本文化体験所の設置も進める。保存状態が良好な家屋については登録文化財指定も推進する計画だ。整備事業の完了後は、浦項市にある岬「虎尾串」や地域料理などとからめ、日本人が数多く訪れる慶州につながる観光地として開発する方針だ。

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