【ソウル10日聯合】バーシュボウ駐韓米国大使が10日、ソウル市内のホテルで開かれた駐韓米国商工会議所主催の記者懇談会に出席し、北朝鮮問題や韓米自由貿易協定(FTA)などについて見解を示した。
 北朝鮮が李明博(イ・ミョンバク)政権に対し公の立場を示していないことについて、バーシュボウ大使は「韓米合同軍事訓練、国際人権理事会での韓国による北朝鮮人権発言に対しては反応したが、ひとまずはしばらく状況を見ようとする立場のようだ」との考えを示した。その上で、北朝鮮は韓米関係がより緊密になったという事実に適応すべきだと述べた。6カ国協議米国首席代表のヒル国務次官補が、今月中に北朝鮮が核開発計画の申告を完了することを期待すると述べたことに関しては、定められた期限を言及したものではないが、忍耐力が弱まりつあることを意味するものだと説明した。

 またバーシュボウ大使は、韓米同盟を強化するという新政権の意向に歓迎の意を示し、グローバルテロリズムと大量殺傷兵器の拡散などに対する韓国の継続的な支持が同盟の中核になるだろうと述べた。韓米FTAの批准問題については、米国産牛肉輸入問題の解決なくしてはFTA批准に向けた議会の支持を得られないとし、韓国政府に牛肉市場開放を求めた。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0