【泰安7日聯合】原油流出事故により操業を中断していた忠清南道泰安地域の漁民らが、3か月ぶりに出漁した。泰安郡南面夢山浦の漁村契長(相互扶助組織の責任者)ムン・スングクさんは、「政府の支援も限界があり、被害補償も1~2年で終わるようではないが…。気候も暖かくなったので操業を再開し正常な生活に戻らなくては」と久々の出漁の感想を述べた。前日に水揚げされたイイダコはにおいもなく、特に異常もなかったとし、7日には30隻余りの漁船が漁に出るだろうと話している。
 泰安郡南面水協によると、この地域の漁船230隻余りのうち、66隻が前日から夢山浦沖に出てイイダコ漁などを再開している。66隻のうち高波で操業できなかった14隻を除く42隻は合わせて2.5トンのイイダコを水揚げし、委販場に登録された仲買人を通じて4530万ウォンで買い取られ市場に流通した。

 南面水協関係者は「被害が比較的少なかった南面と安眠島の漁民が郡に操業再開を申請したが許可が下りず、自主的に漁民会議を開いて操業再開を決定した」と説明している。一方、泰安郡海洋水産課関係者は「南面の漁民の操業再開は独自に決めたもの。補償問題など状況は複雑で、被害地域の漁民の全面的な操業再開は難しいが、安眠島など汚染が比較的少ない地域を中心に段階的に操業が再開されるだろう」と話している。


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