【広州7日聯合】旧日本軍の従軍慰安婦被害者で5日に持病のため死去した文必ギ(ムン・ピルギ)さんの告別式が7日、京畿道広州市の式場でしめやかに行われた。告別式には元慰安婦が共同生活を送る広州市の「ナヌムの家」でともに暮らしていたキム・スンオクさんやイ・オクソンさんのほか、日本人も含め100人余りが出席した。参列したパク・オクソンさんは「みんな日本の謝罪を受けてから死のうと言ってたのに…。いまは安らかに眠ってください」と話し涙をぬぐった。 文さんは1943年、18歳の時に日本軍により旧満州の日本軍慰安所に連れて行かれ、2年間にわたり慰安婦として生活した。2003年からナヌムの家で生活しながら、毎週水曜日にソウルの日本大使館前で行われるデモに参加したり、病床でも米下院の「慰安婦決議案」の通過に向け証言するなど、慰安婦問題を広めるため尽力した。
 現在ナヌムの家で生活する被害女性は7人。ナヌムの家の安信権(アン・シングォン)事務局長は「被害女性らの多くが老人性認知症など高齢により健康が悪化しており、自分たちが死んでしまえば慰安婦問題が解決されないまま残されるということを最も恐れている」と話している。ナヌムの家は、4月22日に文さんの四十九日法要、5月ごろに追慕祭を行い、8月ごろに今年2月に死去したチ・ドリさんと文さんの映像展を開く計画だ。

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