【ハノイ6日聯合】2002年から北朝鮮・平壌で活動している欧州企業連合会(EBA)のフェリックス・アブト会長が、北朝鮮を「次世代アジアの虎」と称し注目を集めている。
 北朝鮮・スイスの合弁会社、ピョンス製薬などを運営するアブト会長は6日、ベトナム・ハノイで現地のEBA会員らを対象にした懇談会に参加し、「北朝鮮は体制が安定し、優秀で勤勉な人材、政府の柔軟な態度と支援、豊富な資源などがそろった、住みやすく起業しやすい国」と述べた。北朝鮮は海外メディアが報じているように閉鎖的な国ではなく、多くの中国・欧州企業家らがすでに事業を行っていると紹介し、政府や外資系企業の投資と企業運営に必要な法案などが他国と同様に整っていると強調した。平壌の場合、公園やゴルフ場などのレジャー施設はもちろん、情報通信など各種インフラも比較的整備されていると評価している。ただ、北朝鮮は今でも貧しい国として知られ外国の投資が少ないため、海外との交流が活発でなく便宜施設が不足しているとも指摘した。

 一方、そのように条件が良くてもなぜ北朝鮮住民が脱北するのかと問われると、「正確な状況は分からないが、もっと良い生活を求めて脱北するのでは」と答えた。


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