【ソウル6日聯合】国際サッカー連盟(FIFA)は26日に平壌での開催が予定されている2010年サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア予選の南北対決について、国旗や国歌などの難題を「サッカーの論理」で解決する考えをほのめかした。
 北朝鮮はこの試合でスタジアムでの太極旗(韓国の国旗)掲揚と愛国歌(韓国の国歌)演奏を認められないと主張している。大韓サッカー協会は「FIFA規定第22条に基づき、W杯予選のスタジアムに両国の国旗が掲揚され国歌が演奏されなければならないという原則」を繰り返し強調しながら、FIFAに仲裁を要請していた。

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 FIFAのマスコミ担当者は5日、聯合ニュースの電子メールでのインタビュー要請に、「FIFAはこの問題と関連し、アジアサッカー連盟(AFC)と北朝鮮のサッカー協会、大韓サッカー協会と緊密に協力している。26日の試合が最上の条件で開催されるようにし、サッカーというスポーツの理解を優先視できるよう解決していく」と答えた。これは、FIFAは基本的に、W杯予選のような主要な試合にサッカー以外の政治論理を介入させないとの原則を強調するものだ。

 しかし、FIFAは大韓サッカー協会からの仲裁要請に関しては言及しなかった。南北双方が一歩も引かないこの問題を解決する明確な対案を見つけられず苦悩しているようだ。

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