【ソウル5日聯合】スイス・ジュネーブの国連欧州本部で4日に開かれた国連人権理事会で、韓国が北朝鮮の人権状況改善に向け具体的措置を取るよう求めたことに対し、北朝鮮が強い反発を見せた。
 外交通商部によると、北朝鮮代表部の崔明男(チェ・ミョンナム)参事官は理事会で答弁権を行使し、「韓国は南北関係に否定的な影響をもたらすこうした無責任な発言による、すべての結果に責任を取らねばならないだろう」と主張したという。さらに、韓国の発言は、韓国政府が2000年と2007年の南北首脳会談の合意内容と精神(内政不干渉・国際舞台での協力)を分かっているのかどうか強い疑念を抱かせると付け加えた。

 これに先立ち、韓国首席代表として理事会に出席した外交通商部の朴仁国(パク・イングク)多者外交室長は3日、ハイレベル会合での基調演説を通じ、「韓国政府は普遍的価値として人権の重要性に立脚し、北朝鮮の人権状況が改善されていないという国際社会の懸念に対し、北朝鮮が適切な措置を取るよう求める」と述べた。


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