【ソウル3日聯合】金剛山と開城観光関連業務を担う北朝鮮の名勝地総合開発指導局が、1日に同局と協力事業を進めてきた韓国民間団体の金剛山・開城訪問を暫定的に無期限で中断するよう要請していたことがわかった。政府消息筋が3日に明らかにしたもので、同局は理由についての説明もないまま、現代峨山を通じこうした内容のファクシミリを韓国側に送ってきたという。ただ、支援物資は現行通り搬入可能だとしている。
 これを受け、4日に練炭5万個を届ける予定だった韓国の支援団体関係者7人と、北朝鮮で協力事業を協議する予定だった大韓聖公会関係者3人の訪朝はキャンセルされる見通しだ。今月中に訪朝を予定していた統一農水産事業団、国際保健医療財団、南北歯医学交流協会などの訪問も不透明となっている。

 北朝鮮は、昨年の南北首脳会談時など韓国民間団体の訪朝を一時的に制限することはあったものの、無期限の中断を求めてくるのは異例のこととなる。消息筋は、理由なく金剛山・開城訪問中断を要請してきたことに対し、現在真意を把握中だとしている。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0