【城南29日聯合】旧日本軍の従軍慰安婦だった女性が集まって暮らす京畿道・広州の「ナヌムの家」が年内にも、高齢者となった入居者が療養できる専門施設に生まれ変わる。
 ナヌムの家のアン・シングォン事務局長は29日、高齢者専門療養施設の建設に国・道費4億3300万ウォン(約4830万円)を確保し、4月に着工、11月ごろ完成との計画を明らかにした。1995年に建てられた生活館2棟を撤去し、793平方メートル規模、最大60人の収容が可能な2階建ての療養施設を新築する。物理治療室や広く安全な浴室、専門講師のサポートで余暇を楽しむ余暇プログラム室などが備えられる。専門家が常駐し24時間体制で入居者を治療、保護することになる。施設が完成するまで、8人の入居者は近くの高齢者向け施設で過ごす。

 ナヌムの家にとって専門施設の建設は宿願ともいえる事業で、2002年から資金集めや土地購入を進めてきたが、法的な問題で着工までにほぼ7年かかった。

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