可決を受け笑顔を見せるハンナラ党指導部=29日、ソウル(聯合)
可決を受け笑顔を見せるハンナラ党指導部=29日、ソウル(聯合)
【ソウル29日聯合】国会は29日の本会議で韓昇洙(ハン・スンス)氏に対する首相任命同意案を可決した。採決は在籍議員298人のうち270人が出席するなか、無記名投票で行われ、賛成174票、反対94票、棄権1票、無効1票の賛成多数で可決した。これを受け韓氏は李明博(イ・ミョンバク)政権の初代首相として正式に就任することになる。
 ハンナラ党はこの日の採決に当たり、賛成票を投じるという党の方針を決め、問題のある閣僚候補の辞退を首相任命同意の先決条件としていた野党の統合民主党は特に党としての方針は定めず、議員らの自由投票に任せた。

 韓氏は江原道春川の出身で、延世大学を卒業。英ケンブリッジ大学教授、ソウル大学教授、東京大学客員教授などを務めた後に政界入りした後、大統領秘書室長、駐米大使、商工部長官、外交通商部長官、副首相兼財政経済院長官、国連総会議長などを歴任した。第13代、15~16代の3期にわたり国会議員を務めている。

 任命同意案可決を受け、李大統領は同日中に韓氏と閣僚内定者に任命状を授与する予定だ。

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