【ソウル29日聯合】新政権では閣議を閣僚らが一方的に報告する場ではなく、大統領と閣僚が懸案について意見を交わす討論形式で行う方針だ。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が29日の定例会見で、「李明博(イ・ミョンバク)大統領主宰の初の閣議が来月3日に予定されているが、大統領の指示により閣議の進め方を変えることになった」と明らかにした。
 また、閣議出席者の数も大幅に減らす計画だ。李報道官は、これまでの閣議は出席者が多く、密度の高い会議というよりは官庁による報告が中心だったと指摘。青瓦台秘書室(現・大統領室)から最大21人が出席していたところを今後は10人程度に減らし、最小限の要員のみ出席させる方針だと説明した。

 青瓦台は初の閣議までに閣議場のいすを現在の木製のものから移動が自由なキャスター付きの鉄製のものに変え、状況を見ながら長方形の会議テーブルも楕円(だえん)形のテーブルに変えることも検討しているという。李報道官は、「会議文化、仕事の文化自体を変えようというのが李大統領の創造的実用主義の精神だ」と強調した。

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