【ソウル29日聯合】シンガポールとの自由貿易協定(FTA)が2006年3月に発効した後、シンガポールに対する韓国の貿易黒字が拡大した。企画財政部(旧・財政経済部)が29日に明らかにしたところによると、韓国・シンガポールFTA発効後、先月まで23か月間のシンガポールに対する貿易収支黒字は86億9000万ドルで、FTA発効前の23か月間(2004年4月から2006年2月)の34億7000万ドルに比べ150.5%増えた。FTA発効後の23か月、輸出はシンガポール経済の好況を追い風に212億2000万ドル、61.7%増えた一方、輸入は29.8%増の125億3000万ドルにとどまった。
 輸出額を品目別にみると、船舶が2005年の5億3100万ドルから昨年は29億4500万ドルに急増したほか、半導体は28億6000万ドルから41億1000万ドル、重油は6600万ドルから5億4200万ドルに大幅増加した。輸入で増加が目立ったのは、コンピュータ部品の1億2600万ドルから2億ドル、電算記録媒体の8000万ドルから1億3900万ドルなどだった。

 投資部門では、2005年に3億8900万ドルだったシンガポールによる韓国投資が2007年には5億1600万ドルに、韓国からシンガポールに対する投資は1億3400万ドルから5億2100万ドルにそれぞれ伸びた。昨年1年間に韓国からシンガポールに入国した人は46万4000人と、2005年に比べ約10万人増え、シンガポールから韓国への入国者数も6万5000人から7万5000人に増加した。

 企画財政部関係者は、経済交流の統計上、FTAは両国の貿易拡大と投資増進に寄与したと評価できると話している。

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