取調べを終え、姿を現した李在鎔専務=28日、ソウル(聯合)
取調べを終え、姿を現した李在鎔専務=28日、ソウル(聯合)
【ソウル29日聯合】サムスングループの不正資金疑惑などを捜査している趙俊雄(チョ・ジュンウン)特別検事チームは28日、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)専務を出頭させ、各種疑惑の被疑者または参考人として約14時間にわたり取り調べを行った。
 李専務は李健熙(イ・ゴンヒ)グループ会長の長男で、エバーランドやソウル通信技術、サムスンSDSなど系列会社の株式を通常より安い価格で違法に譲り受け、グループ経営権を受け継いだ疑惑をもたれている。李専務が事業を主導したものの200億ウォン(約22億円)以上の赤字を出したeサムスンについても、その損失を系列会社にかぶせたとして告発されている。特別検事チームは、eサムスン告発事件の被疑者尋問調書を作成したほか、違法な経営権継承疑惑全般と関連するその他の告訴・告発事件についても調査した。

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 特別検事チームはまた、エバーランド転換社債の低価発行事件で告発された洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)中央日報会長に対しても、来週初めまでに特別検事事務室に出向くよう通達している。60日間の1次捜査期間終了まで残すところ10日となっていることから、李健熙会長や洪羅希(ホン・ラヒ)夫人(リウム・サムスン美術館館長)ら、「サムスン一家」への取り調べも相次ぐ見通しだ

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