国内で最も地価が高いソウルのカフェ・パスクッチ明洞店=28日、ソウル(聯合)
国内で最も地価が高いソウルのカフェ・パスクッチ明洞店=28日、ソウル(聯合)
【ソウル28日聯合】1月1日基準の標準地の公示価格が、昨年に比べ9.6%上がった。建設交通部は全国の標準地50万筆の価格を29日に公示する計画だ。この公示地価が2900万筆に達する各筆地の価格算定基準になり、財産税や総合不動産税、贈与税、負担金の賦課額も決まる。公示地価上昇でこれらの税負担も増えることになる。
 前年比上昇率は2003年が15.4%、2004年が19.3%、2005年が15.0%、2006年が17.8%、2007年が12.4%だったが、今年は2けたの上昇率にはならなかった。上昇率を地域別にみると、仁川市が12.5%で最も高く、ソウル市(11.6%)と京畿道(10.5%)も全国平均を超えた。仁川ではニュータウン開発など好材料が多かった西区の22.6%、ソウルでは竜山区の17.9%と城東区の16.3%が目立った。京畿道に次いで慶尚南道(7.3%)、大邱市(7.1%)、忠清南道(6.3%)、光州市(6.2%)、蔚山市(6.0%)などの順となった。

 筆地別の価格水準は、1平方メートル当たり1万ウォン未満が33.2%、1万ウォン以上100万ウォン未満が54.8%、100万ウォン以上1000万ウォン未満が11.6%、1000万ウォン以上は0.3%という分布だった。

 公示地価が全国で最も高いのは、カフェ・パスクッチ明洞店があるソウル市中区忠武路1街24-2番地で、4年連続1位となった。1平方メートル当たり6400万ウォンと、昨年より7.7%高かった。逆に最も安かったのは慶尚南道山清郡の林野で1平方メートル当たり100ウォンだった。

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