辞退を表明した南柱洪氏(左)と朴銀瓊氏=27日、ソウル(聯合)
辞退を表明した南柱洪氏(左)と朴銀瓊氏=27日、ソウル(聯合)
【ソウル27日聯合】統一部長官に内定していた南柱洪(ナム・ジュホン)氏と、環境部長官に内定していた朴銀瓊(パク・ウンギョン)氏が27日、それぞれ入閣辞退の意向を明らかにした。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が発表した。2人の入閣辞退により、すでに辞退を表明している女性部長官内定の李春鎬(イ・チュンホ)氏と合わせて3人が就任前に入閣を取りやめたことになる。
 南氏は理念的偏向性をめぐる議論とともに、子どもの二重国籍、夫人の不動産投機、教育費の二重控除などの疑惑が取り沙汰されており、野党陣営が攻勢を強めていた。

 一方、朴氏は同日午後に予定されていた国会環境労働委員会での人事聴聞会を前に、同委の洪準杓(ホン・ジュンピョ)委員長に直接辞退の意向を伝えた。洪委員長によると、午後3時25分ごろに朴氏本人から直接電話があり、「済州道の土地のほかには非難を受けるようなものはないと思うが、投機者扱いされ心外だ。辞退したい」と話したという。朴氏はこれまで、京畿道金浦の農地所有など、不動産投機や偽装転入、変則贈与疑惑などが提起されていた。

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