【ソウル27日聯合】軍当局が国連平和維持活動(PKO)のため、海兵隊に約150人規模の中隊級常備部隊を編成、運用することを検討していることが分かった。軍消息筋が27日、「海兵隊は海外派兵に関するいかなる任務が与えられても即刻遂行できる準備態勢を完備している」とし、明らかにした。海兵隊常備部隊は主に、海外に派兵された韓国軍部隊の警備任務などに就くことになるという。
 海兵隊は2006年10月にPKO警備中隊の編制・編成案を報告し、当時の国防部も常備部隊編成に関する検討を終えたが、国会に上程されていたPKO特別法の制定が遅れたため保留されてきた。

 現在、国防部の主管で国連PKO常備体制構築に向けた業務が進められており、その一環として推進されているPKO特別法の制定と、海兵隊常備部隊の編成・運用を連携させて進める計画だという。

 これまで韓国軍のPKO任務遂行に当たり、海兵隊から一定規模の兵力が派遣されたことは一度もないが、イラク駐留韓国部隊で18人、インドやパキスタン、グルジア、スーダンなどでPKO軍オブザーバーとして合計21人が活動している。

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