イランの核開発問題をめぐっては国際社会が深刻な懸念を示しており、IAEAは22日に報告書を通じてイランの核開発計画が平和的目的なのか、核兵器開発用なのか判断し難いとの結論を下している。IAEAの結論についてイラン側は「平和的核活動が証明された」と主張しているのに対し米国などは「制裁議決案の根拠が得られた」と真っ向から対立している。特に米国は国連レベルでの制裁とは別にさらに強力な対イラン制裁に乗り出す方策も進めており、韓国や日本など同盟国に協力を要請している。
バフティアリ大使は懇談会で「IAEAの報告書は国連で制裁決議案を採択してはならない十分な理由になる。韓国をはじめ世界の支持を望む」と述べた。また、米国との共助を強調する韓国政府が対イラン制裁について異なった主張をするのは難しいのではないかとの指摘に対しては「韓国とイランの関係は過去40年間発展してきた」と答え、遠回しながらも韓国政府の支持を再度求めた。
これに関連し外交当局者は「国連レベルの対イラン制裁は韓国も誠実に履行してきた。米国が独自に推進する制裁に参加するするかどうかは米国との関係はもちろんイランとの関係や国際社会の雰囲気などを考慮して慎重に決定する」と述べた。
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