帰郷し集まった支持者らにあいさつする盧前大統領=25日、金海(聯合)
帰郷し集まった支持者らにあいさつする盧前大統領=25日、金海(聯合)
【金海25日聯合】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の出身地、慶尚南道金海市進永邑烽下の集落は25日、帰郷した盧前大統領を歓迎する熱気に溢れかえった。行事は歓迎行事推進委員会を中心に準備された。村には午前から8000人余りの訪問客が詰め掛け、式典行事では地元の児童福祉施設による打楽器公園、舞踊団のジャズバレエ、市立カヤグム団のフュージョン国楽公演の後、金海文人協会が歓迎の辞を読み上げた。午後1時ごろに農協の風物団が盧前大統領の自宅で地神祭りと公演を行うと、歓迎ムードはさらに盛り上がった。
 一方、密陽駅には道民や市民ら2000人余りが集まり、ソウル駅から高速鉄道(KTX)に乗って来た盧前大統領一行を迎える歓迎行事を開いた。密陽子ども合唱団の代表から花束を、厳竜洙(オム・ヨンス)密陽市長から歓迎の言葉を送られた盧前大統領は、簡潔にあいさつした後、バスで烽下に向かった。

 烽下では駐車場に特設ステージを設け、盧前大統領の入場に備えレッドカーペットを敷き、地元の社会団体などが送った数多くの花輪などが飾られた。女性団体の会員は、朝から「クッパ」と呼ばれる汁飯を1万人分準備し、昼に訪問客に配った。盧前大統領の支持団体「盧武鉉を愛する人々の集まり」は前日夜から、盧前大統領の生家前の道路に2003年の第16代大統領就任から昨年10月の南北首脳会談までの写真を入れて業績を紹介する小型ののぼり23枚を設置した。ステージの裏手の林には大型の垂れ幕を掲げ、歓迎行事に使う2008個の黄色の風船を訪問者に配った。

 集落では前日夜から外部車両の交通が規制されており、会場にはシャトルバスに乗り換えるという煩雑さがあったにもかかわらず、行事を見ようという1万2000人(推進委の推計)の住民や観光客が押し寄せた。歴代大統領のうち、退任後に帰郷するのは盧前大統領が初めてとなる。

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