一方、密陽駅には道民や市民ら2000人余りが集まり、ソウル駅から高速鉄道(KTX)に乗って来た盧前大統領一行を迎える歓迎行事を開いた。密陽子ども合唱団の代表から花束を、厳竜洙(オム・ヨンス)密陽市長から歓迎の言葉を送られた盧前大統領は、簡潔にあいさつした後、バスで烽下に向かった。
烽下では駐車場に特設ステージを設け、盧前大統領の入場に備えレッドカーペットを敷き、地元の社会団体などが送った数多くの花輪などが飾られた。女性団体の会員は、朝から「クッパ」と呼ばれる汁飯を1万人分準備し、昼に訪問客に配った。盧前大統領の支持団体「盧武鉉を愛する人々の集まり」は前日夜から、盧前大統領の生家前の道路に2003年の第16代大統領就任から昨年10月の南北首脳会談までの写真を入れて業績を紹介する小型ののぼり23枚を設置した。ステージの裏手の林には大型の垂れ幕を掲げ、歓迎行事に使う2008個の黄色の風船を訪問者に配った。
集落では前日夜から外部車両の交通が規制されており、会場にはシャトルバスに乗り換えるという煩雑さがあったにもかかわらず、行事を見ようという1万2000人(推進委の推計)の住民や観光客が押し寄せた。歴代大統領のうち、退任後に帰郷するのは盧前大統領が初めてとなる。
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