【ソウル25日聯合】農林部は3月1日から5月31日までを口蹄疫(こうていえき)特別対策期間と定め、国境検疫・国内防疫を強化する。
 農林部が25日に発表した同期間の検疫・防疫計画によると、すべての入国者に対し空港などの入国場に備えられた消毒マットの上を通過させるほか、中国など口蹄疫発生リスクのある国を行き来する運航路線を中心に畜産物持ち込み検査を強化するとともに、約3900の共同防災団と2900人のスタッフが毎週水曜日に定期消毒と点検を実施する。口蹄疫発生リスクのある国で生産された干し草は必ず船積み・荷役時の2回にわたり消毒と検査を実施してから搬入させるようにする。

 口蹄疫は牛や豚、やぎなど蹄(ひづめ)を持つ偶蹄類(ぐうているい)が感染するウイルス性の急性伝染病で、一度発生すると関連動物・畜産物の貿易が全面的に禁止され、大きな経済被害をもたらす。世界での発生頻度は最近減少しているものの、韓国と近い北朝鮮、中国では依然として発見されており、春に国内に流入する可能性も排除できない。韓国は2000年と2002年に、口蹄疫の発生で総額4500億ウォン(約509億円)の損失を出した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0