国会・保健福祉委員会に所属する統合民主党の張福心(チャン・ボクシム)議員は25日、金教授の人事聴聞要請案の賞勲内容に、1982年に「浄化事業の有功」と功績で大統領表彰があったことを指摘し、具体的な功労内容を人事聴聞会で追及するとした。金教授には誠心女子大学の副教授だった1981年に掲載された論文があり、これは大学生の正しい現実参与態度(デモ)形成の指導について必要な資料を提供する目的で、1980年度に文教部の政策研究支援費を使って作成されたものだという。鄭議員は「当時の時代状況を考えた場合、金氏の論文は民主化を抑圧していた新軍部の理論的な土台を作ったものとしかみえない」と批判し、大統領表彰の返納意思があるかを追及するとした。
これに対し金教授は、「当時は公職社会の不正腐敗と不条理をどのようにすれば打破できるかをめぐり社会的に知恵を集めていた時代で、誠心女子大学の副教授職にあって公職清廉度指標を開発した功労が認められ、大統領表彰を受けたものと記憶している」と答えている。
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