ベル司令官は、「わたしを心配させるのは、北朝鮮がすべての資源と能力を軍事力維持に投入する軍優先国だということだ。人口2200万人の小さな国に100万人以上が武装する巨大な軍があるということは、常に国民の5%が年齢に関係なく現役で奉仕していることを意味する」と述べた。また、北朝鮮は現在冬季訓練中だと紹介しながら、「われわれは大規模な訓練をする際には30日前に北朝鮮に通知しているが、北朝鮮は通知していない」と指摘、これが何を意味するのかを確実に把握すべきだと主張した。
続けて、北朝鮮の兵器は老朽化しており、訓練も不足しここ数年間軍事力が低下したものの、北朝鮮軍は明らかにソウルに向けたロケットや在来式の大砲などを動員する能力があるとし、「北朝鮮の攻撃時には犠牲者が発生するだろうが、在韓米軍の目的はこうした脅威を迅速に取り除くことだ」と強調した。
北朝鮮の核脅威については、「われわれは何を知らないのかを知らない」と述べ、北朝鮮が2006年に核実験を実施したが、核兵器をミサイルに搭載する能力を持っているかどうかは不確実だと説明した。そのため、北朝鮮が昨年末までだった核申告履行期限を守らなかったにもかかわらず6カ国協議は重要だと指摘している。
一方、韓国銀の準備態勢に関しては「韓国の軍事力は明らかに世界最高水準だと言える」としながら、北朝鮮がこれを試すことは賢明な行動ではないと警告した。
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0