【金海22日聯合】盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が退任後に住む慶尚南道金海市烽下の私邸が22日に初めて、その姿を完全に現した。建築工事期間中、私邸周辺は目隠し用の幕で覆われ、今週初めからは一時的に部分撤去されるなどしていたが、この日すべての幕が完全に撤去された。
 烽下の集落を訪れた観光客や付近の住民らも、大統領私邸に好奇心に満ちた目を向けている。見物に来た観光客は、「黄土色の外壁とコの字型のデザインが独特で、豪華な感じ」と感想を語った。

 地下1階、地上1階、建築延面積1227平方メートルの私邸はコの字型の構造で、外部からは3棟の独立した建物がつながっているように見える。黄土色の外壁には数十個のガラス窓が組み込まれている。側面と後面には、高さ2メートル前後の鉄網タイプの垣根がセットされている。垣根両側には竹が植えられ、一般人の立ち入りは困難だ。前面部分には、外から覗き込むことができないよう1.5メートルの高さの石垣が設置され、その外部には一定の間隔で保安灯が並ぶ。周辺にはすでに数十株の松や竹、さまざまな木が植えられており、塀の役割をしているようだ。

 昨年1月15日に3991平方メートルの敷地に建築延面積993平方メートル規模で着工した盧大統領私邸は、同年5月14日に設計変更のため建築延面積1277平方メートルに拡張し、同月19日に完工した。今月19日付で使用検査承認が済んでおり、建築法上は完成した建物ということになるが、いまだ仕上げの作業にあわただしい雰囲気だ。


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