韓中FTA共同研究、原産地など15小分野で合意

韓国と中国は18日から20日まで、済州で韓中自由貿易協定（FTA）産官学共同研究第4回会議を開催した。外交通商部が21日に明らかにした。
　今回の会議では製造業、原産地、通関、知的財産権、競争、経済協力、衛生検疫など8つの小分野で文案に合意。これで双方は、共同研究報告書の7分野、18小分野のうち、農林水産業、政府調達、結論及び勧告の3小分野を除く15小分野で最終合意に達した。5～6月に第5回会議を中国・北京で行い、共同研究を終了する。

　この産官学共同研究はFTA交渉の開始を前提としたものではないが、韓国はこの過程で農水産業など韓国側のセンシティブ分野を指摘し、適切な保護案について中国側と意見を交換している。政府はこの共同研究が終了すれば、国内業界、学界と懇談会や公聴会を行うなどして世論を取りまとめた後、韓中FTA交渉開始の是非を最終決定する予定だ。