韓国銀行は21日、米経済を世界経済と切り離し、米国の経済成長が鈍化したとしても、先進国と新興市場は堅調に成長し続けるという「デカップリング」主張が後退し、今年は米国と世界経済が再び同調するとした「リカップリング」の可能性が膨らむだろうと分析した。
 韓国銀行は「米国と世界経済のリカップリング可能性の増大」と題する報告書で、米国の昨年第4四半期の国内総生産(GDP)が大幅に下がり雇用指標も悪化するなど、昨年末から景気停滞に入ったとの見解が優勢だと指摘した。こうした流れは、米経済が単純な成長減速ではなく本格的な景気下降局面に入り、米国の輸入需要を大きく委縮させるリスクを示すものだと述べている。

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