日本に最近輸入された中国産冷凍サバから殺虫剤成分のジクロルボスが検出されて問題となっているなか、同じ製造元の製品は国内には輸入されていないことが確認された。食品医薬品安全庁が20日に明らかにした。殺虫剤成分が検出されたのは、山東省威海市の宇王水産食品有限公司と威海金琳水産の製品。
 同庁はまた、日本に輸入された中国・天洋食品のギョーザ製品から先月農薬成分が検出されたのに続き、殺虫剤成分が検出された山東仁木食品の同一の製品は国内に輸入されていない上、同社のほかのギョーザ製品に対しても検査を行った結果、農薬は検出されなかったと説明した。

 同庁は輸入されたギョーザ、穀物類や野菜類の加工食品に対する農薬検査を実施しており、今後は国内に流通するサバ製品に対する回収検査や水産物加工食品に対する輸入段階での農薬検査を強化する計画だ。

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