大統領職引継委員会は北朝鮮核問題に進展があれば、上半期に開催する南北首相会談で南北協議体の構成と南北経済共同体協力協定(KECCA)の締結を提案することを検討していく方針だ。引継委は20日にこうした内容を含む192の国政課題を確定。あす21日にハンナラ党と協議する予定だ。
 上半期に南北首相会談を開催する場合、400億ドル規模の国際協力資金の造成などの「非核・開放3000」構想、非武装地帯に人工島を作り南北経済協力団地を造成するという「ナドゥル島」構想、非武装地帯の平和的利用案を提案する考えだ。これに向け、大統領室の下部に関係官庁から派遣される人材で汎政府協議体を設置し、非核・開放3000構想履行案の策定と状況点検を担当させる。

 また引継委は、上半期に開催される韓米首脳会談で「全面的戦略同盟」について協議すること、韓米両国政府と学界、政界、メディア、経済界の関係者で「韓米同盟未来ビジョン委員会」を設立することなども決めた。

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