国連食糧農業機関(FAO)が昨年に続き今年も、北朝鮮を食糧生産・供給が特に不足した「外部援助が必要な食糧危機国」に分類した。
 20日にFAOホームページに掲載した「穀物見通しと食糧情勢」報告書を通じ明らかにした。昨年相次いで洪水に見舞われ食糧が不足している点を考慮したと説明し、北朝鮮住民に対する食糧供給状況は穀物生産の減少と経済封鎖により依然として深刻な懸念を招いていると指摘した。

 米自由アジア放送(RFA)が報じたところによると、報告書を作成したFAO・世界食料情報早期警報システムのジョスラン氏は、北朝鮮は収穫期が終わる10月末までに112万トンの穀物を輸入する必要があるとの推定を示した。これは昨年の穀物輸入量57万トンの2倍近くに当たり、慢性的な食糧不足に穀物価格の上昇が重なったことで、北朝鮮住民の苦痛はさらに大きくなるだろうとしている。北朝鮮は年初から2月までに穀物5万600トンを輸入し、12万3000トンの支援を受けている。

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