ラーメンやスナック菓子、ジュース類などの値上げが相次いでいる。食品メーカーは食品の原料価格や製品輸送費の上昇などによる原価負担の増加を理由に新製品が発売される来月から4月までに製品価格を順次値上げする見通しで、食品や飲料製品の価格上昇は当分続くものと予想される。
 業界が18日に明らかにしたところによると、大手食品メーカーの農心は20日から即席めん類やスナック菓子類の主要製品価格をそれぞれ100ウォンずつ、平均11.3%の値上げを行う。即席めんの「辛ラーメン」は650ウォンから750ウォン、「チャパゲティ」は750ウォンから850ウォンとそれぞれ15.4%と13.3%引き上げられる。カップめんの「クンサバルミョン」は900ウォンから1000ウォンに11.1%、スナック菓子の「セウカン」は700ウォンから800ウォンに14.3%上がる。

 ロッテ七星飲料も20日から代表商品の七星サイダー(500ミリリットル、ペットボトル入り)の出荷価格を575ウォンから600ウォンに値上げするのをはじめ炭酸飲料やジュースなど15品目の価格を平均7%程度引き上げる。ヘテ飲料も来月までにサンキストやフレッシュ100などジュース類を中心に13品目を3~10%値上げする予定だ。

 牛乳など乳製品価格も上昇している。毎日乳業は先月中旬に牛乳(1000ミリリットル)の価格を1750ウォンから1850ウォンに値上げし、バナナ牛乳など加工乳も近く10%ほど値上げする方針だ。南陽乳業も昨年12月に牛乳(1000ミリリットル)を1850ウォンから100ウォン値上げしたのに次いで加工乳や発酵乳などほかの製品も値上げを検討している。韓国ヤクルトは来月から4月までに発酵乳製品の価格を引き上げる予定で、値上げ幅を検討している。

 このほかロッテ製菓やヘテ製菓、オリオンなど製菓メーカーも先月から一部の製品価格を10~25%上げており、値上げされていない製品も来月までに順次値上げする方針だ。

 業界関係者は「食品業界が全般的に低迷している状態で値上げを行えば消費の減少が懸念されるが、小麦粉やオレンジ濃縮液、牛乳など原料価格が高騰した上、原油高による運搬コストや包装容器の製造コストの増加に伴い製品値上げは避けられない」と説明している。

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