現代自と起亜自は昨年、米国で前年より3.0%多い77万2482台を販売し、韓国車のシェアは2006年の4.5%から0.3ポイントアップの4.8%を記録した。米国では自動車需要が前年比で約50万台減った点を考えれば善戦といえる。ただ、同市場で激しく競う日本ブランドがシェアを2.1ポイント上げたことと比べると、韓国車の善戦もかすむ。
欧州市場では、欧州と米国、日本、韓国車のうち昨年マイナス成長を記録したのは韓国ブランドだけだった。現代自と起亜自の販売台数は前年は52万2990台(シェア3.5%)だったが、昨年は49万4349台にとどまった。同市場は欧州車と米国車で前年比小幅増の1206万8152台を売り、シェアを81.4%から81.6%に引き上げている。日本車も199万3155台から200万9329台へと約1万台増やし、シェアも13.5%から13.6%に伸びた。協会は韓国車の販売について、ディーゼル車両の不足とモデルの長期化、ウォン高による価格競争力の弱化などを原因に挙げた。
中国では欧州、米国、日本に加え中国内の合弁会社や中国ブランドとも市場を争う。これら上位8ブランドがいずれも販売台数を減らしていないのに対し、韓国車は2006年の40万5011台から7万台程度減り33万2573台にとどまった。シェアは7.8%から5.3%に落ち込んだ。欧州市場と同様、価格引き下げ競争、新モデルの不在などが韓国車不振の理由とされる。
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