漁をしていた北朝鮮住民が韓国側まで南下するケースはこれまで何度もあったが、このように大人数が一度に南下したのは異例だ。そのため、韓国亡命の可能性を指摘する声もあったが、国家情報院は16日に発表した資料で、「調べで彼らは、単に遭難しただけで帰順したのではないとし、家族がいる北朝鮮に送り戻すよう強く要求した」と明らかにした。北朝鮮住民はカキ採取で金を稼ごうと、旧正月期間に当局の漁船出入港統制が緩んでいた点をつき、7日午前7時30分ごろに動力船が引くゴムボート2隻に分乗し5キロメートルほど離れた島に向かった。しかし同日午後に帰港する途中、動力船がエンジン故障で浸水する別の船舶を救助しに行っている間に潮に巻き込まれ漂流したものだと説明した。
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