韓国電力は14日、フィリピン・セブで、発電容量20万キロワット規模の火力発電所の着工式を行った。4億1500万ドルが投じられ2011年の完工を目指すもので、韓国電力と現地の電力会社SPCパワーが6対4の割合で出資し、韓国電力が経営主導権を持つ。建設は斗山重工業によるフルターンキー契約で、1億ドル規模の輸出相乗効果が期待される。
 韓国電力は現在フィリピンで、マラヤ地域の発電所性能復旧と運営発電事業、イリハン発電所建設運営事業、ナーガ発電所投資事業などを行っている。セブの発電所が完成すると、フィリピンの総発電容量のうち15%を占める203万キロワットの設備を保有するフィリピン最大の発電事業者となる。韓国電力はまた、フィリピン電力公社の民営化にともなう地熱発電所売却入札にも参加しており、ミンダナオ地域の火力発電所建設事業も進める計画だ。

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