ウリィ金融持ち株会社は13日、昨年の純利益は前年比0.1%減の2兆269億ウォン(約2293億円)だったと発表した。前年に続く2年連続の2兆ウォン突破となった。営業利益が前年比10.5%増の3兆374億ウォンと、初めて3兆ウォンを超えたものの、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き問題に関連した金融監督院の引当金積立率強化措置と債務担保証券(CDO)の投資損失による影響で、純利益が小幅に減少した。
 昨年末現在の総資産は287兆2000億ウォンで、1年間で15.2%増加した。ただ、収益性の指標となる預貸金利ざや(NIM)は2.43%で、前年に比べ0.18ポイント下落している。総資産利益率(ROA)は0.9%、自己資本利益率(ROE)は16.1%で、前年比それぞれ0.2ポイントと2.8ポイント下落した。健全性を示す固定以下与信比率は0.7%で0.4ポイント下落、固定以下与信に対する引当金積立率は193.9%で52.4ポイント上昇した。延滞率は0.57%で過去最低となった。

 一方、昨年第4四半期の純利益はCDO関連の損失2549億ウォンを反映し、前四半期比38.4%急減の1993億ウォンだった。 

 主力系列会社のウリィ銀行は、昨年の営業利益が前年比10.2%増の2兆3376億ウォン、純利益が8.2%増の1兆7774億ウォン、総資産が17.1%増の219兆ウォンだった。延滞率と固定以下与信比率はそれぞれ過去最低水準の0.56%と0.63%、引当金積立率は211.38%だった。ROAは前年比0.14ポイント下落の1.00%、ROEは0.95ポイント下落の14.80%だったが、預金保険公社と締結した経営正常化計画履行約定(MOU)の5項目はすべて達成した。

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