押収されたメスアンフェタミンなど=(聯合)
押収されたメスアンフェタミンなど=(聯合)
関税庁は12日、昨年は全184件、総重量27.8キログラム、528億ウォン(約59億7360万円)相当の麻薬類を摘発したと明らかにした。前年に比べると件数は15%、重量は29%、金額では22%増加した。
 麻薬の種類別にみると、覚せい剤の一種のメスアンフェタミンが96件、17キログラムで、全摘発件数の52%を占めた。件数は11%減少したが、摘発重量は66%増加した。次いで多かったのは大麻で、63件、0.9キログラムだった。

 摘発された密輸事犯は225人で、国籍別では韓国が144人で最も多く、米国が18人、中国が15人、カナダが12人、フィリピンが12人などだった。密輸犯の職業は無職が51人、自営業が23人、語学教室講師が22人、労働者が19人、会社員が13人、学生が8人、担ぎ屋が6人、遊興業従事者が5人など。密輸犯の10人に1人は語学教室の講師ということになる。語学講師の摘発数は昨年の11人から2倍に増えており、国籍は米国が8人、カナダが8人、英国が4人、豪州が1人、韓国が1人と、ほぼ外国人だった。

 麻薬類の搬入経路は、国際郵便が115件、旅行者による携帯が42件、特殊貨物が20件など。密輸元は米国が28件、カナダが16件、英国が9件と、米国・カナダからの密輸が大幅に増えている。

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