大統合民主新党とハンナラ党は11日、国会で新政権の政府組織改編案と関連した4回目の6者交渉を行ったが、未合意の争点に対する意見折衝に失敗した。両党間の溝は大きく、今後の交渉日程も決められなかったことから、新政権の組閣作業にも重大な狂いが予想される。
 李明博(イ・ミョンバク)次期大統領は交渉決裂後、執務室で緊急対策会議を主宰したのに続き、12日には青瓦台(大統領府)首席秘書官内定者、大統領職引継委員会幹事らと連席会議を開き、新党側の協力を繰り返し求めていく考えだ。李次期大統領は早ければ12日中に新党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表と直接会い説得することも積極的に検討しているとされ、大詰めでの妥結に注目が集まっている。

 引継委の李東官(イ・ドングァン)報道官は聯合ニュースの電話取材に対し、「全方位にわたりもう一度説得の努力を続けることにした。国民的世論を野党が尊重することを望む」と述べた。ただ、新党側が姿勢を変えない場合には、統廃合される官庁を除いた残りの官庁の長官を現行の政府組織法通りに任命する部分組閣を断行する可能性が高いという。

 新党の孫代表は交渉に先立ち開かれた議員総会で、「李明博新政権が2月25日という期限を持ってわれわれを圧迫し、国民も圧迫している。しかしわれわれは国と国民の未来のため野党の役割を明確にしなければならない」と述べた。

 一方、ハンナラ党の安商守(アン・サンス)院内代表は議員総会で「新党は当初合意するようだったが、いまは完全に足を引っ張ろうとしている。われわれが統一部の存続という譲歩案を出したのに新党の強硬派が総選挙を意識して政略的に出ている」と非難している。

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