帰省客でにぎわうソウル駅KTX乗り場=5日、ソウル(聯合)
帰省客でにぎわうソウル駅KTX乗り場=5日、ソウル(聯合)
旧正月連休を翌日に控えた5日、早くも帰省ラッシュによる民族大移動が始まった。バスターミナルや駅は午前から帰省客が集まり始め、高速道路も首都圏の料金所周辺では通常よりも多くの車が集まっている。
 韓国道路公社によると、5日は37万6900台がソウルと首都圏から各地に向け出発し、28万1500台が地方からソウルに入ってくる見込みだ。同日午前現在、目立った渋滞は発生していないが、午後からは交通量も増え、6日には本格的な渋滞が起きそうだ。帰省ラッシュは6日午前、Uターンラッシュは7日と8日午後がピークとなる見込みだ。ただ、今年の旧正月連休は6日から10日までの5日間と長く、移動の人波も分散することが予想されることから、道路渋滞は例年よりやや緩和されそうだ。

 ソウル駅と清涼里駅も5日午前までは通常の週末に比べると人も少なかったが、仕事を終えてから地方に向かう帰省客が集まる午後からは混雑する見通しだ。ソウル駅関係者は、インターネットでの予約が一般化し、乗車券を購入するための窓口の行列はなくなったが、きょう午前から7日午前までの列車は上下線ともほぼ売り切れだと話している。コレール(韓国鉄道公社)はきょうから11日までに合わせて286万人が鉄道を利用するとみており、帰省客をさばくために1日平均49本の列車を増発する。

 ソウル市内の市場やデパート、大型スーパーなどは、すでに先週末に買い物を済ませる人が多かったことから、例年に比べると来店客を少ないほうだ。大手流通会社では、実質的な連休が始まった先週末に売上がピークに達し、日曜日からは売上が落ちており、本格的な規制が始まった5日はむしろ閑散とした状況だ。

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