現代峨山は創立以来、大規模な対北朝鮮投資などで赤字が続いていたが、2005年に57億ウォン(約6億4500万円)の黒字に転換し、2006年は37億ウォン、昨年は100億ウォンの黒字を計上した。売上高は2006年が2200億ウォン、昨年は3000億ウォン台に達しており、今年は白頭山・開城観光の活性化で、4000億~5000億ウォンを見込んでいる。同社は、観光事業関連計画が順調に進めば営業利益400億~500億ウォンも可能とみている。
開城観光は昨年12月5日に開始された。今年はさらなる活性化に向け、段階的料金制度の導入や観光コースの多様化を進める方針だ。また、現在は日帰り旅行のみで実施しているが、宿泊可能とすることも長期的課題として検討している。今年はすでに3月まで予約が埋まっている状態で、年間旅行者は12万人に達する見込みだ。
5月から開始予定の白頭山観光は、直行便の利用、「朝鮮半島の聖地」と言われる山を北朝鮮を介して旅するという点から、好評が予想される。現代峨山は先ごろ中国側の白頭山観光インフラ視察を行い、これに対抗する戦略計画を立てるなど、白頭山事業に社運を賭けている。
昨年は内金剛観光が人気を博した金剛山観光では、今年から毘盧峰が新たにコースに含まれる。これを受け、昨年の35万人を上回る40万人の観光客を誘致できるものと期待している。
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