会見する金信一副首相=4日、ソウル(聯合)
会見する金信一副首相=4日、ソウル(聯合)
教育人的資源部は4日、法学教育委員会が審議した法科大学院(ロースクール)予備認可大学の選定結果を原案通り確定するものの、今回予備認可を受けられなかった地域に対しては、9月の本認可までに再協議を経て追加認定有無を決定する方針を固めた。金信一(キム・シンイル)副首相(教育人的資源部長官を兼任)が同日午後、ロースクール予備認可大学の確定結果を発表した。
 金副首相は、優秀な法曹人養成と地域間のバランスを考慮し設置認可大学を選定するという基本原則に応じて予備認可大学を審査したとし、公正な審査に向け最善の努力を尽くしたと話した。ただ、地域間のバランスに対する配慮が欠けているとの指摘を受け、本認可までに履行状況不振による定員削減や認可取り消しで予備認可大学に余剰定員が発生する場合、または関連法律手続きにより総入学定員を増員する場合に、地域均衡発展を最優先で考慮し、予備認可から除外された地域にロースクールを追加で選定すると説明した。

 これは、「1つの広域市・道につきロースクール1校」の原則を強調し、法学教育委員会の予備認可大学選定暫定案を拒否してきた青瓦台(大統領府)の要求を、教育人的資源部がある程度受け入れたことになる。青瓦台と教育人的資源部は、追加選定の地域と時点、追加選定協議を義務化するかどうかなどをめぐり同日午後まで協議を続けた末、こうした合意に至ったとされる。

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