ソウル市内の家庭の飼い犬に、個体識別装置(認識票)としてマイクロチップを埋め込むことが義務付けられる。
 ソウル市は3日、先の動物保護法改正に伴い、既存の「遺棄動物保護に関する条例」を「動物保護および管理に関する条例」に改め、動物の保護と遺棄防止に向け、動物登録制関連規制を策定することを決めた。新条例案では、家庭で愛玩目的で飼育する犬の所有者は、生態注入型マイクロチップを装着し、所有者の居住地を管轄する区庁長または区庁長が業務を委託した代行者に登録することを義務化する。マイクロチップには15けたの固有番号があり、所有者の個人情報や動物の特徴などが識別できる。

 市は条例改正および区庁の準備期間を経て、来年4月からこの事業を施行する予定だ。登録を怠った所有者には20万ウォンの過怠料を賦課する。動物の所有者が変わったり、動物が死亡した場合などは登録変更の届け出を義務付ける方針だ。また、遺棄動物を減らすため、市民が遺棄動物を譲り受けた場合には避妊・去勢手術を実施するほか、野良猫の避妊・去勢手術なども行っていく。

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