大統合民主党を利用した李海チャン(イ・ヘチャン)元首相が、第18代国会議員総選挙に不出馬の意向を明らかにした。自身の選挙区(ソウル・冠岳乙)は鄭泰浩(チョン・テホ)前青瓦台報道官に譲る。
李元首相陣営が3日、聯合ニュースの電話取材に対し「両者は冠岳乙選挙区出馬問題に関して十分な話し合いを行い、李元首相が鄭前報道官を激励したと承知している」と伝えた。鄭前報道官が先ごろ李元首相に出馬の意思を伝えたところ、李元首相は「積極的にサポートする。わたしの選挙区事務所を選挙事務所に使えばいい」と答え、総選挙不出馬の意志を示したという。

 李元首相は当分の間、親盧武鉉(ノ・ムヒョン)陣営のシンクタンクとされる研究財団法人での活動に専念し、今後の進路を模索することになるようだ。これに関連し親盧武鉉派の一角では「親盧新政党」が総選挙前に旗揚げされれば、比例代表を得て政治活動の前面に再び立つ考えではとの見方も上がっているが、李元首相側はこれを否定している。李元首相は総選挙後を狙って新政党の可能性を打診するものと思われる。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0