自宅で緊急会見する姜在渉代表=1日、ソウル(聯合)
自宅で緊急会見する姜在渉代表=1日、ソウル(聯合)
第18代国会議員総選挙を4月に控え、ハンナラ党で公認出馬の申請規定をめぐり内紛が続くなか、姜在渉(カン・ジェソプ)代表は1日、李方鎬(イ・バンホ)事務総長の辞任を公に求めた。
 姜代表は同日早朝、自宅前で緊急記者会見を開き「党の紀綱を正すためには、党代表として事務総長とともに仕事することはできないという立場だ」と述べ、党員らは代表が正しいか事務総長が正しいかよく判断してほしいと呼びかけるなど、事実上、李事務総長の辞任を要求した。

 これに先立ち、党公認出馬者を決める公認審査委員会は31日、公認審査の基準に関連し「党規上、申請資格があるか疑わしい申請者については別途で審査する」と結論を下した。公認審査規定問題をめぐっては、親朴槿恵(パク・クネ)前代表派の金武星(キム・ムソン)最高委員の申請が可能かどうかが論議となっていたが、柔軟性を求める党最高委員会の意見を、審査委員会側が一部受け入れた形だ。

 しかし親朴槿恵派では、こうした審査委員会の決定にもかかわらず、「状況は何もかわっていない」との立場を示しており、姜代表もこれに反発し、親李明博(イ・ミョンバク)派の中心人物である李事務総長の辞任を求めた。ハンナラ党内の対立は、既存の「李次期大統領派と朴前代表派の対立」構図から、「李次期大統領派と姜代表・朴前代表連合の対立」に変化する兆しが見られる。

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