韓国電力公社は30日、カナダのウラン鉱開発会社、フィションエナジーと、ウォーターバリーレイク地域のウラン共同探査に向けた合弁投資契約署名式を行ったと明らかにした。
 韓国電力は韓国水力原子力、韓電原子力燃料、ハンファ、カナダのグラビス社などと企業連合を構成し、向こう3年間で約140億ウォン(15億8540万円)を投じウラン探査を行った後、フィションから権益50%を取得することで合意した。サスカチュワン州アサバスカ盆地に位置するウォーターバリーレイクは、最近2万2000トンのウランが発見されたミッドウエスト鉱山に隣接しており、ウラン賦存の可能性が高いとされる。

 韓国電力は昨年10月にカナダのキャンアラスカとクリー・イースト鉱山の探査契約を締結し事業を進めているほか、今年上半期中にも米国やカナダ、ナミビアのウラン鉱のうち1~2か所で権益を取得する計画だ。

 韓国では現在、年間約4000トンのウランが消費されている。原子力発電所の新規建設に伴い、2016年には年間6000トンのウランが必要になると見込まれており、ウランの自主開発が急がれている。

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