韓国の出入国者数は昨年4000万人近くに上り、過去最多を記録した。しかし、韓国人の出国者増加率が大幅に伸びた半面、外国人入国者の増加率は小さく、その格差が一段と広がった。
 法務部が13日に明らかにしたところによると、昨年の出入国者数は国民と外国人を合わせ3983万3724人で、前年の3585万1121人から11%増加した。10年前の1997年の出入国者数1805万9783人に比べ倍以上となる。

 出国した国民は1362万503人で前年の1183万3511人から15.1%増加した。旅行先は中国が350万人(全体の27.8%)で最も多く、次いで日本の232万人(18.4%)、タイの37万人(6.7%)の順だった。

 外国人の入国者数は642万5257人で、前年の624万1256人に比べると2.9%の増加にとどまる。このうち観光目的で訪韓した外国人を国籍別にみると、日本人が221万人(全体の40.3%)で圧倒的に多かった。中国人は92万人(16.8%)、米国人は63万人(11.4%)、タイ人が37万人(6.7%)となっている。

 2007年末現在、韓国に滞在する外国人は106万6291人で、前年の91万149人より17.2%多い。このうち、90日以上の長期滞在者は76万5746人で、国籍別の割合は中国が55%、ベトナムが8.8%、フィリピン人5.6%、タイが4.1%、米国が3.5%だ。また、結婚移民者の数は前年から17.7%増え11万362人と、初めて10万人を超えた。中国人が57%で最も多く、ベトナム人が19.6%、日本人が5.3%、フィリピン人が4.6%などで、全体の88%を女性が占めた。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0