外交通商部が「朝鮮半島の非核化推進計画」を大統領引継委員会に最近報告していたことが13日に確認された。これは3月までに北朝鮮による核開発計画の申告と核施設の無能力化を完了させ、上半期中に核廃棄日程に合意し、2010年までに核廃棄を完了することを骨子としている。
 北朝鮮は昨年10月の6カ国協議合意に基づき、昨年末までに核開発計画の申告と核施設の無能力化を終わらせることになっていたが、申告はウラン濃縮計画問題とシリアへの核協力疑惑などで、無能力化は技術的な問題のため、それぞれ履行期限を過ぎている。外交通商部の計画によると、政府は核廃棄を最優先課題として推進するとの原則のもと、核施設の無能力化が完了する3月までに申告問題を解決できるよう総力を挙げる。外交消息筋は「核燃料棒の抜き取りなどに物理的な時間を要する無能力化作業が、3月ごろには完了するだろう」と見通しを示し、遅くとも同じころまでには申告問題も解決すべきと考えていると話した。韓国と米国は核開発計画の申告問題を解決するため、今月中に6カ国協議首席代表会合を開く方策を推進している。

 政府はまた、上半期中に核廃棄日程に合意し、核廃棄段階に移る計画だ。今の朝鮮半島休戦体制を平和体制に変える交渉も同じ時期に始めるという。さらに核廃棄日程に基づき、2010年までにプルトニウムをはじめとする核物質と核爆発装置(核兵器)を海外に搬出するなど核廃棄を完了させ、平和協定に署名する方策を推進すると報告した。しかし、核問題は北朝鮮の出方など変数が多く、この計画通りに進むかは不透明だ。


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