握手を交わす李慶淑委員長と谷内正太郎・外務事務次官=9日、ソウル(聯合)
握手を交わす李慶淑委員長と谷内正太郎・外務事務次官=9日、ソウル(聯合)
大統領職引継委員会の李慶淑(イ・ギョンスク)委員長は9日、委員会を訪れた日本の谷内正太郎・外務事務次官と韓日外交懸案などについて意見を交わした。
 引継委側によると両者は、李明博(イ・ミョンバク)氏の次期大統領当選で韓日関係が一層発展するとの見方を示した。両国首脳のシャトル外交の再開など関係発展に向け努力する一方、6カ国協議と韓日の緊密協力を通じ、北朝鮮の核開発計画の完全申告を導き出したいとの考えで一致した。

 李委員長は、北朝鮮が核を放棄すれば10年以内に北朝鮮の1人当たり国民所得が3000ドルに達するよう支援するという、李次期大統領の「非核・開放・3000」公約を説明した。

 谷内事務次官は北朝鮮の核廃棄と日本人拉致問題の解決を対北朝鮮関係正常化の前提条件に挙げ、韓日は北朝鮮に対し同じ立場だと強調した。特に日本人拉致問題解決の重要性を訴え、韓国も拉致被害者問題があるとしながら、人道的な意味で積極的に検討するよう要請した。

 また、李次期大統領の大統領就任で、両国協力関係に相乗効果が現れるだろうと期待を示し、韓日自由貿易協定(FTA)に関する協議の再開も希望すると述べた。


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