耐久消費財輸入が大幅増、昨年通年で20%以上に

昨年は乗用車やゴルフ用品など、耐久消費財の輸入が大幅に増加した。関税庁が1日に明らかにしたところによると、昨年1月から11月までの耐久消費財輸入額は132億8600万ドルで、前年同期に比べ23．5%増加した。
　主な品目別の輸入額は、乗用車が前年同期比33．6%増の21億9200万ドル、金が同62．5%増の12億600万ドル、ゴルフ用品が21．9%増の3億2000万ドルなど。家電製品は1．0%減少の24億9100万ドルとなった。関税庁関係者は、昨年は実質国民総所得の増加と円高などで外国産高級耐久消費財の需要が増加したためだと説明し、昨年通年でも20%以上の増加を示すとの見通しを示した。

　一方、衣類など非耐久消費財輸入は73億7000万ドルで、前年比16．7%の増加だった。直接消費財のたばこや酒類の輸入額はそれぞれ6300万ドルと5万4900万ドルで、前年に比べ24．4%と28．1%増加した。

　直接消費財、耐久消費財、非耐久消費財に穀物（43億4800万ドル）を加えた全消費財輸入は337億4200万ドルで、22．0%の増加だった。


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