金融監督院は31日、銀行の国際決済銀行(BIS)基準自己資本比率算定基準として、来年から現行より強化された「バーゼル2」が導入されると明らかにした。これにより貸付者に対する信用評価が従来より厳しくなり、結果的に貸付限度と金利などの条件格差がこれまでより大きくなる。信用度が優秀な顧客は以前よりもよい条件で貸付を受けられ、そうでない顧客は貸付を受ける条件が以前より厳しくなる。都市銀行では、住宅担保貸付についても借主の信用等級により金利の差等幅をより大きく設定する方向で制度を変えている。
 金融監督院関係者は「個人はメーンバンクに取引を集中し、延滞しないなど信用度を引き上げ、企業の場合は会計情報の透明性を確保し、財務健全性を向上するなどリスク管理体系をさらに強化しなければならない」と説明している。金融当局はただ、10億ウォン(約1億1954万円)未満の中小企業与信についてはリスク加重値を既存の100%から75%に引き下げ、急激な貸付の冷え込みを防ぐ考えだ。

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 「バーゼル2」が施行されると、銀行のBIS基準自己資本比率が1~2ポイント下落するものと予想されるが、金融当局は銀行の内部留保と多様な資本拡充を通じて衝撃を吸収できるとみている。


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