国会の担当者に改正案を提出するハンナラ党=31日、ソウル(聯合)
国会の担当者に改正案を提出するハンナラ党=31日、ソウル(聯合)
李明博(イ・ミョンバク)次期大統領当選者が投資諮問会社BBKの株価操作事件に介入したかを捜査するための特別検事導入法案(BBK特検法)に対し、ハンナラ党は31日、改正法律案を国会に提出した。同党はまた、週内に憲法裁判所にBBK特検法に対する権限争議審判も請求する方針だ。
 安商守(アン・サンス)院内代表は改正案の提出理由を、「今のBBK特検法は立法権の限界を超えた。大法院長(最高裁長官に相当)が特別検事の推薦権を持っており権力分立に背くだけでなく、令状なしの連行を同行命令で認める推定無罪の原則にも外れている」と説明した。ハンナラ党の改正案の主要内容をみると、捜査の対象を、BBK元代表の金敬俊(キム・ギョンジュン)被告が同社やオプショナルベンチャーズなどを通じ行った株価操作などの証券取引法違反とオフショアファンドなどを利用したマネーロンダリング(資金洗浄)、これに関連する横領・背任など財産犯罪事件に李当選者が関与した疑惑、の2件に限定している。また、特別検事の人選や特別捜査官の規模、参考人の同行命令に関しても変更を加えた。

 ハンナラ党は来月20日に臨時国会を招集し、BBK特検法と大統領職引継委員会で確定した政府組織法改編案を処理する方針だが、大統合民主新党などの反対で難航が予想される。


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