ベトナムとの貿易額、今年70億ドル近くの見通し

ベトナム駐在韓国大使館が31日に明らかにした集計によると、年初から11月末までの韓国とベトナムの貿易額は63億7700万ドルで、12月の貿易額を合わせると70億ドルに迫る見通しだ。昨年の48億5000万ドルに比べると40%の急増で、両国の交流が本格化した19992年以降最も高い伸びとなる。
　貿易の拡大は、韓国が今年のベトナム投資で首位となり、投資に必要な原材料や輸送機械類の輸出が急増したためと分析される。対ベトナム輸出は11月末現在で51億800万ドルで、前年同期比で3割以上伸びた。通年では45億ドルに達する見込みだ。これに対し輸入は依然中心を占める水産物で2億ドルを超えたものの、それ以外の分野は微々たる水準にとどまる。

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　そのため、両国で懸案のひとつとなっている韓国の貿易黒字は今年も大幅に増え、40億ドル近くになると予想されている。韓国の任洪宰（イム・ホンジェ）駐ベトナム大使によると、次第に増加する韓国の貿易黒字拡大にベトナムが不満を募らせており、韓国は現地投資の拡大と政府開発援助（ODA）増額などの対応を取る計画だと説明した。


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