国内最大手の通信企業、KTがプロ野球に参入する。
 韓国野球委員会(KBO)は27日に特別会見を開き、経営難で解団の危機にあった現代ユニコーンズの変わりに、KTが新球団を創設することで合意したと発表した。これを受け、1996年に創設された現代ユニコーンズはその歴史を閉じることになる。

 KTも同時刻に報道資料を通じ、KBOと球団創設に向けた実務交渉を開始したと明らかにした。来シーズンのペナントレース参加を目指し、細部事項を詰めていく予定だ。すでに26日に実務チームを構成し球団創設準備を進めており、早ければ来年1月中旬にも発足式を行うものとみられる。ホームタウンは現代ユニコーンズの京畿道・水原からソウルに移され、来シーズンは現在改装中の木洞球場が新球団の本拠地となる。

 同社は球界進出の背景について、民営化から3期を迎え、本格的なメディアエンターテインメント企業として顧客とのコミュニケーション手段が必要だと説明した。内部的にも、力動的な企業文化構築に寄与することが期待されるとしている。一方で、有線・無線通信業界を同社と二分するSK(SKワイバーンズを保有)が今年の韓国シリーズで優勝を果たしたことも、KTの参入に大きな刺激を与えたとの見方も出ている。


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