北韓研究所に研究員として在職している脱北者出身のキム・スンチョルさんが24日、短波・インターネットラジオ放送局「北朝鮮改革放送」を開局、サービスを開始した。
 この放送局は、北朝鮮の幹部やエリート、青年層を対象とし、北朝鮮の改革・開放の当為性や方法などを素材として扱う。放送を通じ、改革・開放に賛同する勢力が北朝鮮内に生じるよう誘導することを目的に、1年余りの準備期間を経て設立された。初期費用は3000万ウォン(約365万円)ほどで、全てキム代表が自費で用意した。

 番組は毎日夜9時から30分間の放送で、キム代表が北朝鮮式の話し方で進行する。キム代表は、北朝鮮の住民らの情報に対する欲求を満たすとともに、北朝鮮の思想と政策、制度、現実、経済、生活などについて、客観的・批判的な判断と分析、理解を助けるための啓蒙的な情報を提供していく計画だと話している。


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